手指リハビリテーション支援システムNarem(ナレム)は、脳卒中や脊髄損傷などによる手指の麻痺を改善することを目的として、北九州市立大学(環境技術研究所 松田研究室)とSACRAが共同で開発した、手指麻痺のリハビリテーションを支援するロボットです。
この度“Narem”は、北九州市立大学との共同特許を取得致しました!(特許第7531813号)
Naremは、麻痺手にグラブを装着することで、手指特有の巧緻運動の再現が可能であり、従来の治療法を上回る効果が得られると期待されております。
現在、科研費にて臨床検証を実施しており、回復期のみならず維持期脳卒中者においても一定の効果が得られており、Naremを使用したリハビリテーションにより、従来の治療法を上回る効果を認めるケースもみられています。引き続きNaremの効果検証を行い、手指麻痺に対する新たなリハビリテーション法の確立を目指していきたいと考えています。
今後も、工学と神経科学の研究を融合し、手指麻痺に関して悩まれている皆様の一助になるように臨床と研究に取り組んで参ります。